

子供の頃頭の中がうるさかった。きっかけはそれから始まった。両親の喧嘩が怖い。自分のせいなのか。いつ始まるかわからない。頭の中で自分を守るための物語が始まった。早く家を出て行きたい。逃げたい。最悪。死ねばいいんだし

薬を使っていた頃も頭の中がうるさかった。ちょっとした人の表情、言葉が気になり入らなかった。怒ってペットボトルやお菓子を投げた。大声で叫んだ。床を拳で叩きつけた。頭の中は自分の物語でいっぱいだった。この先どうなるんだろう。不安を隠すために作った自分の物語。
今も同じことを繰り返している。きっかけは恐れから始まった。そこからスポンサーの提案が聞けなくなり、アディクションを選ぶ。回復するより破壊を選んでいる。頭を落ち着ける一瞬の快楽を求める。逃げ出して味わう。一瞬の自由。すかっとする気持ち。問題から逃げる。最悪。死ねばいいんだし

なんで自分は変わらないんだろうって問題を解決しようと思っていないから。一瞬の問題解決のほうが楽だから。自分に都合が良いから。それを選び続ける。それを選び続けて変わるわけないよね

プログラムを始めて自分は変わった。できなかったことができるようになった。変われるんだと信じるようになった


スポンサーが「一緒にやっていこう」と自分の問題に入る寄り添ってくれるのが嬉しかった。あきらめないで、もう一度自分と向き合ってみようと思った
