今日の朝のミーティングテーマは「動機を見つめる」でした。
複数の仲間が「ダルクに来た時の動機」を話していました。
・薬、アルコールを使いたくなかった。
・家族と一緒にいたくなかった。
・他に行くところがなかった。
・かっこいい人(異性)がいた。、等々
僕はダルクに来る時、「(回復の)プログラムをやりたい。」って言ってました。でも仲間の動機を聞くと、自分も最初はそんなところだなあとか、思い直しました。ダルクに入ってみてから、皆それぞれ「ダルクにいる動機」は変わってきて、しっかりと目的を持つようになるんですよね。なんて思いました。
この前の日曜日、施設のスタッフ2人と仲間2人の女性たちと一緒に、百々ヶ峰(どどがみね)という岐阜市で一番高い山に登りました。朝の4時。霧雨の中、真っ暗な道を懐中電灯で照らしながら登りました。登り始めて少しすると、この道が本当に正しい道かが分からなくなり、迷ったんです。恐くなって、一度戻ってみようかと下り始めました。すると、暗闇の中から傘をさして登ってくる一人のおばあさんに出会いました。「すいません。百々ヶ峰に登りたいのですが、初めてで道が分からないのですが。」と尋ねると、「このまま真っ直ぐ行くと、途中で山頂に上がる道があるから。1時間くらい。」と教えてくれました。そして、僕達はおばあさんの姿を途中まで確認しながら山を登り続け、何とか山頂に辿り着きました。ヤッホー!日の出前、山頂には何人かの人がいて、あのおばあさんはいないかなと探しましたが見つからなかったです。
見えない暗闇を仲間と一緒に歩いて、迷って、助けられて、導かれて、ゴールにたどり着く。
これ、すごくない!?おばあさんは神様、僕達は迷った子羊。導かれて感謝です。
