2018年07月10日

大雨が降ると

 大雨が降ると、東海豪雨の頃のことを思い出します。
 帰れなくなるからと言う話で勤めていた役所から定時に帰った僕は、保育園から実家に連れて帰ってもらっていた長女を抱いて、ふくらはぎ辺りまで溜まった水の中、歩いて家に帰りました。育休中の妻と7ヶ月の二女が待つ家にです。すごい雨だね〜 大変だね〜と言いあうのも笑顔の、温かい家庭でした。
 でも、その時僕は、違法な薬を使い始めていました。翌日から始まった災害対応の仕事も、薬を使って目を覚ましてやっていました。
 翌年には、東海豪雨で必要性が明らかになった災害弱者への支援策を計画として策定することが、僕が担当する仕事の一つになりました。やりがいのある仕事と感じていました。仕事を終えて帰宅すると、家では妻と2人の子どもが笑顔で迎えてくれました。幸せでした。
 でもその頃には、僕は薬なしではいられなくなっていました。自分の望むとおりの家庭や仕事があっても、薬を止めることはできませんでした。仕事で災害時のことを思い描いてみても、その時自分はどうやって薬を手に入れられるかと言うことが気になって仕方なかった。
囚われていました。

 その後、刑務所まで行くことになり、家族も仕事も失ってからようやくダルクにつながり、今があります。
 今日も仲間と一緒に長良川の河川敷を走りました。今の僕は、薬への囚われから解放されています。今日の僕には仲間と走る喜び以外に気に病むことはありませんでした。ダルクのプログラムをやってきてよかった。

 この地域は幸いにして深刻な事態にはならなかったけど、それでも大雨の跡がたくさんありました。
 被害にあわれた方々が早く笑顔を取り戻されますよう、心から祈っています。  (タロー)

 【木が倒れ、流されてきたものがずいぶんいところに引っかかっていました。】
長良川1.JPG長良川2.JPG長良川3.JPG
posted by darc at 18:36| 日記