「何で調子が悪いんだろう」ってお互いに聞いて話す。「暖かくなって春の陽気のせい」、「花粉症の薬を強いのに変えたから」、「仕事で残業するようになったから」、「大勢の仲間とずっと一緒にいるから」、そんな尤もらしい理由づけはできるんだけど、もっと何か自分の中にある問題には気付いていて、でも、正直になれない、相談しない、そのままやり過ごしている自分がいます。
昨日の夜、飼っている子犬にイライラして、強い口調で怒鳴り、追いかけ、強い力で捕まえて、檻の中に入れ、一晩中無視しました。朝起きて、犬が悲しそうにアンアン鳴いて僕を呼ぶのを無視し続けました。罰を与えて懲らしめたい、お前のせいで俺がイライラするんだ!って怒りがでる。犬はただ僕と遊びたい、かまって欲しいだけ。でも、犬はかまってもらえないストレスを体当たりでぶつけてくる。走り回り、飛び跳ね、噛みついて要求し続ける。目の前にいるのは主人の僕だけだから。
そう、僕だけ。
犬を飼うってこういうことだったんだ。ただ、可愛い、癒してくれる、慕ってくれる、そんな喜びだけじゃない、怒りや恐れや不安も全部受け入れなきゃいけないんだ。今げっそりしているのは犬のせい。そして、犬を飼い始めた自分のせい。
今週帰省した時に父親に言われた。「犬はお前の欠点になる、問題になる」って。「何で?どういうこと?」か尋ねたけど、今は分かるよ、本当に、否が応でも自分の欠点に直面する。生活にも仕事にも犬が与える影響は計り知れないと思う。
これから何年もずっと犬と向き合うことで自分と向き合うことになるんだな。ミーティングで話します。苦しい時には誰かに助けを求めます。
今日で岐阜ダルクでのお仕事(ボランティアスタッフ)は最後になります。今までずっと支えられてきたことに感謝します。ありがとうございました。
